日時:2023年3月18日(土) 9:00~
場所:岡崎公園
3月の月例会は岡崎公園で吟行、その後、岡崎ニューグランドホテルにて句会を行いました。
兼題は3月の季節にふさわしい、啓蟄、春浅し、水温む、さくら、猫の恋。そして当日は雨でしたので、春の雨、穀雨も追加され、これらの兼題の中から各自俳句を3つ作りました。
からくり人形の時計
神代桜
雨の岡崎公園を1時間ほど散策しながら、それぞれ構想を練っていきます。岡崎公園は徳川家康生誕の地。その家康に思いをはせる方も、あるいは開花を待つ桜のつぼみを見ながら、すぐそこにやってきている春を感じていた方も・・・。
それぞれが春が近づくこの季節に感じた思いを、どのように五七五という字数制限のある言葉で表すか、頭を悩ませました。
吟行の後は岡崎ニューグランドホテルに集合、いよいよ句会の始まりです。今回は会員の大島さんがいつも参加されている句会の朝倉同人をお招きして、大島さんとともに句会を進めていただきました。
まずは各自、句を整え短冊で投句。その後、短冊の筆跡で誰の句かわからないように、選句用紙に転記。選句用紙を回しながら気に入った句を選ぶ。(その際、自分の句を選んではいけない)
司会の大島さんが参加者の選句を発表。そこで作者は自分の句であることを初めて表明。同時にその句が誰の選であるか記録。
最後に、その句会で最も経験のある朝倉同人の選を発表。こんな手順で句会は進められました。
その結果、同人特選賞(1番良い)は赤羽さん、同人選賞は大島さん、最多選賞は中村さんとなり、表彰を行いました。表彰された3名の方々には、岡崎名産のちょっとした賞品が贈られました。
朝倉同人の講評では、俳句づくりが初めての方が多い中、レベルの高い俳句が多かった、といううれしいお言葉をいただき、参加された皆さんも満足されたご様子。
私も俳句をつくるにあたって、こんなに季節や自然に目をむけた時間は久しぶりでしたので、日常の中にいながらリフレッシュできたような気がします。特別な経験でした。
参加された皆さんからも、またぜひ句会に参加したいという感想が聞かれましたので、来期もまた、次は違う季節で企画してみようかと思います。
企画・レポート:原田、大島
Photo:星野、原田