開催日時: 2024年11月23日(祝)9時30分~15時
場 所 : 愛岐トンネル群 (JR中央本線 定光寺駅)
参加者 : 10名
「日本で2番目に美しい廃線跡」と言われている愛岐トンネル群は、庄内川渓谷に沿って1900年(明治33年)の開通当時の姿を保っており、普段は立入禁止ですが春と秋に期間限定で特別公開されます。
*第33回秋の特別公開 :2024年11月23日(祝)~12月1日(日)
隠れた紅葉の名所で、赤レンガトンネルと紅葉が織りなす「廃線路の自然・渓谷の秋」を散策し、庄内川が大きく曲がった「ピクニック河原」と呼ばれる広い河原で、各自持ち寄ったスマドリやつまみを楽しむランチ会を行いました。
JR定光寺駅を下車し、混雑した通路を通って300m先の受付で入場料100円を支払い、煉瓦塊モニュメント横の階段を上った場所で全員集合しました。
始発駅「3号トンネル」を抜け竹林広場に入ると、赤いもみじと真竹の緑が幻想的な競演し写真映えする光景です。
次の「4号トンネル」内では、SLの通過音と汽笛が聴こえてきます。
トンネルを抜けると県下最大級の巨木大もみじが有名な広場ですが、紅葉の見ごろには少し早かったようです。
さらに水車広場から歩いていくと、お酒やグルメが楽しめる「マルシェ広場」があり、飲食や物品の出店が行われる廃トンネルのオアシスです。
次の「5号トンネル」を抜けた「レンガ広場」の隣では、国内最大の蒸気機関車「C57」型の車輪の動態展示があります。
この展示は、自転車を漕ぐと実際に動輪が回るというもので、参加者の一人が「動くSL動輪」に挑戦しました。
参加者の中には、現役時代の蒸気機関車「C57」に乗車し愛岐トンネル群を使って通学?したらしい参加者もいました。
最後に一番長い「6号トンネル(333m)」は、カーブしているため中は真っ暗で、地面は線路に敷かれていた砕石(バラスト)のため足元が不安定ななか、懐中電灯を使って岐阜県境広場まで歩きました。
今年から「妖怪トンネル」(妖怪の影絵を真っ暗なトンネルに投影)が登場です。
左右対称が美しい「シンメトリー坑門」の6号トンネルを戻って、モミジ山方面から「ピクニック河原」までの道のりで数人が迷子になりました。
なんとか無事に集合できピクニック河原でワインやお酒、豪華つまみ、そして食後のコーヒー付きのランチ会を楽しむことができました。
帰りは河原沿いに一般公開されている国の登録有形文化財「笠石洞暗渠(あんきょ): 廃線の下にあるレンガ製の水路」 に立ち寄り、河原沿いを散策しながら出口で解散となりました。